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2024年10月31日
こんにちは! ほほえみ歯科訪問部です!!
1. 口内炎
冬になると気温が低くなり、寒暖差や乾燥が増えることで口内炎ができやすくなります。さらに、暖房が効いている室内に長時間いることで空気が乾燥し、口腔内の粘膜が乾きやすくなります。唾液の分泌が減少することにより、口腔内のバランスが崩れて細菌が繁殖しやすくなり、口内炎の原因になります。また、冬はビタミンが不足しがちな季節です。特にビタミンB群が不足すると、口内の健康維持が難しくなり、口内炎が発生しやすくなります。ビタミンBを多く含む食品を積極的に摂取するか、サプリメントで補うことが重要です。
2. 歯の知覚過敏
冬は気温が低いため、冷たい飲食物を摂る機会が少なくなるとはいえ、外気温の低さ自体が知覚過敏の引き金となる場合があります。気温が低いと、歯の表面が冷たくなり、神経が刺激を受けやすくなるからです。また、冬になると唾液の分泌量が減りがちで、唾液が持つ保護作用が弱まるため、歯の表面のエナメル質が脆くなり、知覚過敏が起きやすくなるのです。歯磨きの際には知覚過敏用の歯磨き粉を使う、また冷たいものを直接歯に当てないように心がけることで、症状を予防することができます。
3. 口腔内の乾燥(ドライマウス)
冬の乾燥した空気は口腔内の乾燥を招きやすく、ドライマウスのリスクが高まります。特に冬は暖房を使用することで室内の湿度が低下しやすく、それに伴って口腔内の粘膜が乾きやすくなるため、口臭や虫歯のリスクが増加します。ドライマウスが進行すると、食べ物の味を感じにくくなるだけでなく、歯周病や口内炎の原因にもなり得ます。対策として、こまめに水分補給を行い、室内に加湿器を設置して湿度を保つことが有効です。また、無糖のガムを噛むことで唾液の分泌を促進することもおすすめです。
4. 歯周病の進行
冬は免疫力が低下しやすい季節であり、風邪やインフルエンザの影響も重なって体全体の抵抗力が落ちるため、歯周病が悪化しやすくなります。寒さにより血行が悪くなり、歯肉への血液供給が滞ると、歯周病菌が繁殖しやすくなります。また、風邪やインフルエンザに感染した際の薬の副作用として、口腔内の環境が乱れることも歯周病の進行を助長する要因です。歯周病が進行すると歯を支える骨が失われ、最悪の場合歯が抜けてしまうこともあるため、冬場も定期的に歯科検診を受け、歯周病のチェックを欠かさないようにしましょう。
5. 唇の乾燥とひび割れ
冬の低温と乾燥した空気は、唇の乾燥を引き起こしやすく、ひび割れや痛みの原因になります。唇は皮膚が薄く、油分が少ないため、特に乾燥に弱い部位です。唇が乾燥していると、唇を舐めることで一時的に潤わせようとする人も多いですが、唾液はすぐに蒸発してしまい、逆にさらに乾燥が進むことがあります。リップクリームを使用して保湿を心がけ、就寝前にたっぷり塗布することで唇の健康を保つことができます。また、ビタミンB群やビタミンEを豊富に含む食事を摂ることも効果的です。
これらのトラブルに備えるためには、日頃からのケアが重要です。冬の口腔内トラブルを予防し、快適な口腔環境を維持するために、日常的に注意を払うことが大切です。
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