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2025年1月2日
こんにちは! ほほえみ歯科訪問部です!!
歯の破折は、歯が物理的な力により部分的または完全に割れたり、折れたりする現象を指します。歯の破折は見た目の問題だけでなく、痛みや噛む機能の低下、さらには歯を失う原因になることがあります。本稿では、歯の破折の原因、症状、治療法、予防策について詳しく解説し、歯の健康を維持するための知識を提供します。
歯の破折にはさまざまな種類が存在し、それぞれ原因や対処法が異なります。主な破折の種類は以下の通りです。
歯の見える部分である歯冠が割れるケースです。小さなひび割れから、大きく欠けるものまで幅広く、歯の内部に達していなければ比較的簡単に修復できます。しかし、ひびが神経に達している場合は、痛みを伴うことが多く、神経の治療が必要になる場合があります。
歯の根に沿って割れが生じる破折で、特に根管治療を受けた歯に発生しやすいとされています。症状が見えにくく、気づきにくいのが特徴です。歯根破折が進行すると、抜歯が必要になることがあります。
歯が垂直に割れる状態で、歯冠から歯根まで破折が及ぶことが多いです。非常に痛みを伴い、歯を温存するのが難しいため、多くの場合抜歯が選択されます。
歯に小さなひびが入る状態で、特に奥歯に多く見られます。痛みがないことが多いですが、ひびが深くなると感染のリスクが高まります。
歯の破折はさまざまな要因によって引き起こされます。以下は主な原因です。
歯ぎしりや食いしばりなど、歯に強い力がかかることで歯が割れることがあります。特に夜間の歯ぎしりは無意識で行われるため、自覚がないまま破折が進行するケースが少なくありません。
事故やスポーツなどで顔や口元に強い衝撃が加わると、歯が折れたり欠けたりします。特に前歯は外傷の影響を受けやすく、注意が必要です。
氷や硬いキャンディ、骨付き肉などの硬い食べ物を噛むことで、歯に負担がかかり破折の原因になります。
虫歯が進行して歯が脆くなったり、過去に治療した詰め物や被せ物が劣化したりすることで、歯が割れやすくなります。特に神経を抜いた歯は、脆くなりやすいです。
歯の破折はその進行度合いや種類によって症状が異なります。以下は主な症状です。
破折が進行していくと、強い痛みや歯のぐらつきが生じることがあり、放置するとさらに状態が悪化します。
破折の状態に応じて、さまざまな治療法が選択されます。以下は主な治療法です。
小さな破折の場合は、レジンと呼ばれる歯科用プラスチックで修復します。短時間で治療が完了し、見た目も自然です。
歯の大部分が破折した場合、クラウン(被せ物)で歯を覆います。クラウンは金属製やセラミック製があり、強度と審美性を兼ね備えています。
歯の内部まで破折が進行している場合は、根管治療が必要になります。歯の神経を取り除き、感染を防ぎます。
破折が深刻で歯を保存できない場合は、抜歯が選択されます。その後、インプラントやブリッジ、入れ歯などの方法で補います。
歯の破折は未然に防ぐことが可能です。以下は予防策です。
歯の破折は誰にでも起こり得る口腔内のトラブルですが、原因や予防策を理解し、適切に対処することで被害を最小限に抑えることができます。日頃から歯を大切にし、定期的に歯科医院でチェックを受けることで、健康な歯を維持しましょう。
患者様とご家族に寄り添い、丁寧で優しいケアを大切にする、怖くない、痛くない歯科医院です。
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