歯を綺麗に保つためにはフロスは必要?注意点もご紹介!

2022年3月23日

歯を綺麗に保つためにできることは何があるでしょうか。
多くの方は、朝晩に歯ブラシを使って歯のケアをしているのではないでしょうか。
おすすめの方法は、歯ブラシと合わせて、デンタルフロスを使うことです。
この記事では、デンタルフロスの種類やおすすめ理由、使う際の注意点を紹介します。

□デンタルフロスの種類はどんなものがある?正しい使用方法を紹介します!

デンタルフロスとは、細い繊維を束ねた糸状のもので、歯の間の狭い隙間まで届くようになっています。
主に、種類は2つです。

1つ目は、糸巻きタイプのものです。
歯科医院ではこの糸巻きタイプがよく使われています。
糸の長さが調整でき、糸にワックスが付いているため歯の間に入りやすくなっていることが特徴です。
持ち運びにも便利です。

2つ目は、ホルダータイプのものです。
持ち手が付いている形のフロスで、前歯に使う「F字型」のものと、奥歯にも使える「Y字型」のものがあります。
初めて使う方や小さいお子様におすすめです。

次に、使い方を紹介します。

糸巻きタイプの使い方は、まず、糸を40センチ程度の長さに切ります。
そして、糸を左右の中指に巻きつけ、親指と人差し指で持ち、長さを調整しましょう。
1センチから2センチ程度が目安の長さです。
歯の間にフロスを持っていき、前後にゆっくりとスライドさせながら、歯茎に当たるところまで糸をおろします。

ここで、糸を弛ませないようにすることがポイントです。
歯の表面をこするように糸を動かしながら、隣り合う歯の両面を綺麗に掃除します。
糸を抜くときにひっかかる時は、無理して引っ張らずに片方だけをゆっくり引っ張って抜くようにしましょう。
次の歯に移る時は、一度使った部分は雑菌が付いているため、新しい部分を使うようにしましょう。

ホルダータイプも同じ要領で使います。
ノコギリを使うイメージで、小さくゆっくりと動かしましょう。
糸巻きタイプと違うところは、ひっかかったとしても、必ず歯の間から抜く必要があります。
歯茎を傷つけないようにゆっくりと引き抜きましょう。

□なぜデンタルフロスがおすすめなのか?

歯のケア方法として、歯ブラシだけでは足りないのでしょうか。
デンタルフロスをおすすめする理由を4つ紹介します。

1つ目は、歯の間の歯垢除去効果が高いことです。
歯ブラシでは届かない歯の隙間汚れもデンタルフロスで取り除けます。
歯ブラシとデンタルフロスを一緒に使うことで歯垢除去効果もさらに高まります。

2つ目は、虫歯や歯周病の予防になることです。
歯ブラシだけでは取れなかった汚れや歯垢が虫歯や歯周病の原因となります。
デンタルフロスで残った汚れや歯垢を綺麗に取り除くことで、虫歯や歯周病になることを防いでくれます。

3つ目は、口臭の予防や改善になることです。
口臭は食べかすや歯石が原因となっています。
口臭は自分では気づきにくいですが、デンタルフロスを嗅いで臭いと感じたら、口の中が臭い可能性があります。
デンタルフロスで毎日しっかりケアをして、口臭を予防しましょう。

4つ目は、虫歯や詰め物の不具合、歯周病を早期発見できることです。
フロスが切れる場合や、毎度同じ位置で引っかかる場合は、虫歯や詰め物の不具合が起きている可能性があります。
また、デンタルフロスを使って、歯茎から血が出るという場合は歯周病の可能性も疑えます。
どちらの場合も、早めに歯科医院を受診しましょう。

□使用する際の注意点を紹介します!

デンタルフロスを使用すると口内を綺麗に保て、口の健康に繋がりますが、間違った使用方法だと逆効果になってしまうことがあります。
そこで、使用する際の注意点を3つ紹介します。

1つ目は、歯茎を傷つけないように慎重に扱うことです。
デンタルフロスを激しく動かしたり、勢いよく歯の間に入れたりしてしまうと、歯茎を傷つけてしまいます。
歯茎が傷つくと、歯茎が下がる恐れや、傷口から雑菌が入る恐れがあります。
鏡を見ながら使用することをおすすめします。

2つ目は、頻度は1日に1回、就寝前に行うことです。
歯磨きで残った歯石は2、3日経つと、固まってしまい、取り除きにくくなります。
歯磨きで取れる汚れは取り除いて、残った汚れをデンタルフロスで落としましょう。
寝ている時間は、唾液の分泌量が少なくなり、雑菌が繁殖しやすくなるため、デンタルフロスは就寝前に使うことをおすすめします。

3つ目は、毎回新品のものを使うことです。
一度使ったものを使用すると、細菌を広げてしまう恐れがあるため、逆効果になってしまいます。
デンタルフロスは毎回新しいものを使用しましょう。

□まとめ

今回は、デンタルフロスの種類やおすすめ理由、使う際の注意点を紹介しました。
デンタルフロスは正しく使うことで口内を清潔に保てます。
この記事を参考に正しく使用し、定期的に歯科医院も受診することをおすすめします。
何か分からないことや悩みがあれば、ぜひ当院にご相談ください。

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