歯を押すと痛い!痛みの部位別の原因やセルフケア法をご紹介!

2022年4月16日

「歯茎に違和感がある」「押すと痛みを感じる」
このような悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。
歯を押した時に痛みを感じるのには様々な原因があります。
そこで今回は、痛みの部位別の原因や自宅でできるセルフケア法について紹介いたします。
ぜひ、参考にしていただけると幸いです。

□痛みの部位別の原因とは?

痛みを感じるとは言っても、特にどこから痛みを感じるのかによって考えられる原因は異なります。
ここでは、3つの主に痛みを感じやすい部位とその痛みの原因をそれぞれご紹介いたします。

1つ目の部位は、歯間の歯茎です。
歯の間の歯茎を押すと痛い場合や、歯磨きの時にむずむず感を感じた場合は、歯周病が原因として考えられます。
歯茎が炎症を起こしているため、歯磨き中に歯茎から血が出ることもあります。

症状が比較的軽度であれば、自宅でのセルフケアをしっかり行えば問題ありません。
例えば、ドラッグストアで売られている歯周病対策に適した商品で日頃からちゃんとブラッシングをするように心がけましょう。

しかし、どんなに気をつけていても実際は汚れが取りきれていないことが多いです。
そのため、定期的に歯医者へ通い歯のクリーニングをしてもらうことがおすすめです。

2つ目の部位は、歯の根元の歯茎です。
歯の根元が痛む場合、その部分に膿が溜まってしまっている可能性が高いです。
原因として考えられるのは、虫歯の放置や何らかのきっかけによって細菌が入り込んでしまったことが挙げられます。

ここで注意しておきたいのは、膿が溜まっている場合、初めの段階では自覚症状があまり無く気が付きにくい点です。
しかし、どんどん進行していくと膿が大きくなり、顎の骨や隣の歯にまで影響を及ぼす可能性があります。
早めに発見できれば簡単な治療で済むので、少しでも違和感を感じたら歯医者へ行くようにしましょう。

3つ目の部位は、親知らず周りの歯茎です。
親知らず周辺の歯茎に違和感を感じる時は、智歯周囲炎になっているかもしれません。
智歯周囲炎の原因としてよくあるのは、親知らずが変な方向に生えようとしている場合や歯茎が親知らずに覆いかぶさっている場合です。

また、奥歯まできちんと磨ききれていないと、汚れが溜まりそこから炎症を引き起こすことも考えられます。
智歯周囲炎は進行すると、押した時の痛みやリンパ腺の腫れが生じ、口が開きにくくなることがあります。
智歯周囲炎の場合も、軽度であれば簡単な治療で済みますが、重度までいくと歯を抜かなくてはいけません。
日頃の歯のケアはしっかり行うようにしましょう。

□神経を抜いた後に痛むのはなぜ?

歯茎に痛みがあるのは同じでも、神経を抜いた後に生じている場合はまた違う原因が考えられます。
しかし、治療後数日間に渡って感じる痛みは基本的に心配する必要はありません。

神経を抜いた後の歯茎は、とても敏感になっています。
そのため、治療後2、3日は歯茎から痛みが生じる場合があるのです。
また、この痛みは治療した歯から起きるのではなく、周辺にある神経が治療の刺激を感じることで痛みを起こすと言われています。

この痛みの場合、個人差はありますが、数ヶ月間違和感を感じる場合もあります。
しかし、歯の根元にまで炎症を起こしていると回復するまでに何ヶ月もかかってしまう可能性があります。
段々と痛みは引いていきますが、長引かせると様々な悪影響を及ぼすことが考えられるので一度歯医者で診てもらいましょう。

□自宅でできるセルフケアをご紹介!

続いては、歯茎に痛みがあるときに自宅でできるセルフケア法をご紹介します。

1つ目は、刺激的な飲食物は避けることです。
例えば、キムチやカレー、グレープフルーツジュースなどです。
これらは香辛料などの刺激性の強い飲食物のため、口の中に入れると痛みが悪化する恐れがあります。
できる限り刺激性が弱く食べやすい物を選ぶようにすると良いでしょう。

2つ目は、口の中を清潔にすることです。
歯茎に痛みがある時は、歯を磨くのが嫌だと思う方も多いでしょう。
しかし、口の中の菌が増えると炎症がより酷くなり、治りにくくなってしまいます。
アルコールなどの刺激性の強いものは避け、基本的なうがいや歯磨きは怠らないように気をつけると良いです。

3つ目は、市販の軟膏を使用することです。
ドラッグストアにはいくつかの軟膏が売られているので、それらを使用するのもおすすめです。
特に痛みが酷くて眠れない時のためにも、一つは常備しておくと良いかもしれません。
また、軟膏を使う際は清潔な手や綿棒で塗るようにしましょう。

□まとめ

今回は、痛みの部位別の原因や自宅でできるセルフケア法について紹介いたしました。
歯茎の痛みは日頃の生活に大きなストレスを及ぼします。
痛みの原因をしっかり確認した上で、日頃から歯のケアを怠らず清潔に保つようにすることが大切です。
歯茎の痛みにお悩みの方は、当院までお気軽にご連絡ください。

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