診療時間 平日・土|9:00〜19:00
2022年9月16日
「歯の着色汚れが気になる」
このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
実は、歯の着色汚れにはさまざまな原因があるのです。
そこで今回は、歯の着色汚れについてご紹介します。
歯が着色しやすい人は、ぜひ参考にしてみてください。
歯が着色する原因には、食べ物やの飲み物などで起こる外因性のものと加齢の歯の病気から起こる内因性のものがあります。
ここでは、この2つについて詳しくご紹介します。
外因性の着色は、主に食べ物や飲み物の色素やタバコのヤニなどに歯が晒されることで起こります。
また、歯垢による着色もあります。
歯垢は白色ですが、時間が経過すると歯垢にある細菌がオレンジや緑、黒などの色素を生み出します。
それによって着色が起こるのです。
外因性の着色は、すべての歯が同様に着色するのが特徴です。
年齢関係なく起こりますが、食習慣や喫煙などによって着色の度合いは一人一人異なります。
一方、内因性の着色では歯の内側から変色します。
加齢や無髄歯、テトラサイクリン歯などの歯の病気によって変色することがあります。
歯は外側からエナメル歯・象牙質・歯の神経の順で層になっています。
その中でも、象牙質は歯の色に関係しています。
象牙質の色が濃ければ歯の色も濃くなりますし、反対に白色であれば歯の色も白色になります。
毎日歯磨きをしたり、定期的に歯医者に通っていたりするのにすぐに歯が着色してしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方には、さまざまな特徴があります。
ここでは、その特徴をご紹介します。
1つ目は、着色しやすい食べ物や飲み物をよく口にする方です。
歯が着色しやすい食べ物の例は、カレーやミートソースなどの色が濃い物や、醤油やソースなどの調味料を含む食べ物です。
また、このような色の濃い食べ物以外にも豆腐や青いバナナなども着色しやすいと言われています。
大豆製品には大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは、ポリフェノールの1種で、これが歯の表面に存在するぺクリルと結合するとステインに変わります。
また、青いバナナはシュウ酸と呼ばれるものが含まれていて、これが歯の表面を荒らしてしまい、着色しやすい状態を作ってしまうのです。
飲み物は、緑茶や紅茶、コーヒーなどが着色しやすいものとして挙げられます。
2つ目は、口呼吸が癖になっていて、口がよく乾く方です。
唾液は、歯の表面に付いた汚れや着色を落とす役割があります。
しかし、口呼吸をして唾液の分泌が減ると、食べ物や飲み物による着色汚れが落ちなくなります。
最近は食文化が変化し、噛まない食事が多くなりました。
そのため、唾液の分泌が減少し、着色に悩む人が増加しています。
3つ目は、正しい方法で歯磨きができていない人です。
毎日歯磨きをしているのにもかかわらず、歯が着色するという方は一度歯磨きのやり方を見直してみましょう。
例えば、硬めの歯ブラシを使用し、力強く磨くと歯の表面が傷ついてしまいます。
その傷から着色してしまいやすくなるので、気を付けましょう。
歯の着色汚れをそのままにしておくと、印象も悪くなってしまいます。
そのため、定期的に対処する必要があります。
1つ目は、研磨剤が入っている歯磨き粉を使用することです。
市販でも手軽に購入できます。
ヤニやステインをある程度落とせるので、一度試してみましょう。
研磨剤と共に、汚れを付着しにくくする成分が配合されていることが多いので、新しい汚れが付くのも防げます。
しかし、研磨剤が入っているということは、強く磨きすぎると歯の表面に小さな傷ができてしまいます。
そのため、少量の歯磨き粉で歯を磨いたり、優しく磨いたりすることを意識しましょう。
2つ目は、歯医者でクリーニングをすることです。
歯医者は何か不具合が起きた時に通うという方が多いでしょう。
しかし、治療以外にも口内トラブルの予防も行っています。
歯医者であれば、専門的な器具でクリーニングできるので安心です。
自分では落とせない汚れや歯石となって落ちにくくなってしまった汚れも除去でき、一緒に虫歯チェックもできるので、いい機会になるでしょう。
3つ目は、ホワイトニングです。
本格的に着色汚れを落としたいという方は、ホワイトニングをしてみましょう。
歯医者で施術するオフィスホワイトニングや美容サロンで行うセルフホワイトニングなどがあります。
費用はかかりますが、白い歯を手に入れたいという方は検討してみてくださいね。
今回は、歯の着色汚れについてご紹介しました。
歯が白くなるだけで印象が大きく変わるので。できるだけ白い歯にしたいですよね。
今回ご紹介した着色汚れを取る方法を参考にして、白い歯に近づけてくださいね。
歯のことで悩み事や心配事がある方は、遠慮なく当院までご相談ください。