歯が欠けたら歯磨きしていいの?やるべきことと注意点を解説します!

2022年12月9日

歯をぶつけたり、硬いものを噛んだりする時など、歯が折れてしまうことは珍しくありません。
歯が折れてしまった場合は適切な対応が必要になり、放置していると様々なリスクに繋がる恐れがあります。
そこで今回は、歯が欠けてしまう原因やすぐにやるべきこと、治療方法について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□歯が欠けた際には歯磨きをしていいの?

歯が欠ける原因についてご紹介します。

1つ目は、誤った方法で歯磨きをしていることです。
力を入れてブラッシングしている場合や毛の硬すぎる歯ブラシを使っている場合、研磨剤が入っている歯みがき粉を長期間使っている場合が挙げられます。

2つ目は、歯ぎしり・食いしばりです。
歯ぎしりや食いしばりをすると歯や顎に強い力がかかってしまいます。
長時間その力がかかってしまうと、歯の根元がひび割れてしまいます。
すり減ると歯の根元以外にも、奥歯にも影響が出る可能性があります。

また、ストレスが溜まると無意識に体に力が入り、ストレスを紛らわそうとすることから歯ぎしり・食いしばりを行ってしまいます。

歯が欠けた際にも、歯磨き粉を使用して歯磨きをしても大丈夫です。
いつもよりも優しく丁寧に欠けた歯の部分を磨くようにしましょう。
欠けた部分は、食べカスが詰まりやすいため虫歯になりやすくなっています。
そのため、いつもより丁寧に磨き虫歯を防ぎましょう。

□すぐにやるべきこととは?

歯が欠けた場合に行うべきことは、以下のようにいくつかあります。

1つ目は、すぐに歯医者に行くことです。
安全に解決するためにも、できるだけ早く歯医者を受診しましょう。

何らかの理由で歯が欠けてしまった場合、歯全体が強い衝撃を受けます。
歯の根元、歯の神経、歯茎や目に見えない部分も衝撃により影響を及ぼしている可能性があります。
そのため、欠けた歯以外の異常がないかを確認するために適切な治療を受けることが重要です。

万が一、痛みが酷い場合は、必要に応じて鎮痛剤を飲むと痛みが抑えられます。

しかし、歯医者を受診せずに、鎮痛剤を飲み続けるのは良くないため、できるだけ早く受診しましょう。
傷ついた部分をそのまま放置しておくと、傷がさらに大きくなったり、尖った部分が口の中や舌を傷つけたりする恐れがあります。

2つ目は、欠けた部分を触らないことです。
歯が本来あるべき場所にない場合、口の中で違和感を覚えるという方も多くいらっしゃいます。
手や舌でついつい触りたくなるかもしれませんが、絶対に触らないように注意してください。

傷ついた部分を自分で触ってしまうと、欠けた部分から菌が入ってしまいます。
菌が入ったことにより炎症が起こったり、歯が欠けたことでグラグラしている状態の根元がさらに悪化したりして、治療に問題が発生する可能性があります。

永久歯を失ってしまうと生えてこないため、失ってしまった場合は、人工的な治療をするしか方法がありません。
歯が根元からない場合と、少しでも歯が残っており被せで対処できる場合では大きな違いがあります。
歯の健康を考え、自己判断で欠けた部分を触るのではなく、できるだけ現状維持のまま歯医者を受診しましょう。

3つ目は、欠けた歯を保存することです。
欠けた歯が残っている場合は、歯医者に行ったときに元に戻せる可能性があるため、できる限り保存するように心がけてください。
歯の欠けた部分が比較的大きい場合、しっかりと保存されており保存状態が良い場合などは、歯科用の接着剤を使用してくっつけることで元通りになります。

持参する際は、綺麗なガーゼやティッシュに包み、湿らせた状態で持参しましょう。
また、保管する際は乾燥を防ぐために生理食塩水に浸しておきましょう。
ただし、自分で市販のプラスチック用の瞬間接着剤を使って歯をくっつけようとしないように注意してください。
この場合、歯の治療自体ができなくなってしまう恐れがあります。

□どのように治療するのか

*小さく欠けた場合

歯が欠けたことによって鋭い部分がある場合は削り取り、コンポジットレジンと呼ばれる白いプラスチックを埋めます。

*大きく欠けた場合

歯の状態が良ければ接着剤で固定し、再植が困難な場合は鋭利な部分を削り取って型取りをして、クラウンと呼ばれる被せ物をします。
被せ物の種類としては銀歯や白いレジンが用いられます。
また、セラミックやジルコニアが使用されることもあるので覚えておきましょう。

*根元から折れた場合

歯が根元から折れており、歯を支えられれば、残った歯で被せ物ができます。
欠けた部分が大きい場合は、抜歯をします。

□まとめ

この記事では、歯が欠けてしまう原因やすぐにやるべきこと、治療方法について解説しました。
歯が欠けた際は、自分で判断して対処するのではなく、できるだけ早く歯医者に行きましょう。
高槻市、茨木市、摂津市、交野市、寝屋川市、枚方市周辺で歯のお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。

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