親知らずについて:痛みがあるときはどうしたらいいの?

2023年11月30日

みなさんこんにちは。ほほえみ歯科 訪問部です。

今回は「親知らず」について詳しく解説をしていきます。

親知らず、または第三大臼歯は、多くの人々にとって口腔内の問題の一つです。これは成人になる頃に生える最後の歯であり、しばしば抜歯の対象となります。本記事では、親知らずの基本情報、それが引き起こす可能性のある問題、治療方法、そして予防策について詳しく解説します。

親知らずとは何か?
親知らずは、一般的に17歳から25歳の間に生える最後の永久歯です。これらの歯は、上下の顎の最も後ろに位置しています。多くの人にとって、親知らずが生えるスペースは限られているため、問題が生じやすくなります。

親知らずの問題
親知らずが正常に生えることは稀で、多くの場合、以下のような問題を引き起こします:

埋伏歯(うずもれた歯):歯が顎骨内に埋まったままで、正しく口腔内に現れない状態。
部分的に萌出(めばえ)した歯:歯が部分的にしか生えてこないため、歯と歯茎の間に食べ物が挟まりやすくなり、虫歯や歯肉炎を引き起こす原因となります。
不正咬合:他の歯に対して斜めに生えることで、咬合の問題を引き起こす可能性があります。
これらの問題は、痛み、腫れ、感染症、さらには顎の構造への影響を及ぼす可能性があります。

親知らずの抜歯
多くの場合、これらの問題を回避または解決するために、親知らずの抜歯が推奨されます。抜歯は外科的手術が必要な場合もあり、局所麻酔下で行われます。手術後は、腫れや痛み、食事の制限が数日間続くことがあります。

抜歯の必要性
親知らずの抜歯が必要かどうかは、個々の状況によります。以下の症状がある場合、抜歯が推奨されます:

慢性的な痛みや腫れ
周囲の歯に対する損傷
口腔内の感染症
咬合の問題
抜歯後のケア
抜歯後は適切なアフターケアが重要です。これには、適切な口腔衛生の維持、抜歯後数日間の食事制限、医師の指示に従った薬の使用などが含まれます。

予防策
親知らずの問題を予防するためには、定期的な歯科検診が重要です。X線検査を通じて、親知らずの位置や成長の様子を把握し、問題が悪化する前に適切な措置を講じることができます。早期発見と介入により、将来的な合併症や複雑な抜歯手術のリスクを軽減できる場合があります。

まとめ
親知らずは多くの人にとって共通の問題ですが、適切なケアと治療によって、その合併症を最小限に抑えることができます。定期的な歯科検診と適切な口腔衛生の維持が、親知らずに関連する問題の管理には欠かせません。また、抜歯が必要な場合は、早期に対応することで、より良い結果が得られる可能性が高まります。親知らずの症状や問題に直面した場合は、適切なアドバイスと治療のために、歯科医師に相談することが重要です。

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