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2023年3月9日
口臭や虫歯の原因となるプラークについて知っていますか。
プラークとは「歯垢」と呼ばれており、口の中に溜まるネバネバとした汚れのことを指します。
この記事では、プラークがつきやすい・増えやすい人の特徴や自分で除去するコツについて解説します。
歯のプラークでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
プラークとは、爪で歯を引っ掻くと取り除ける白い塊のことです。
食品中の糖分から増殖する細菌の塊で、1ミリグラムのプラークには約300種類、1億個の細菌が含まれているといわれています。
ぬめりやべたつきがあるため、歯への付着力が強く、放っておくと歯や歯茎の健康を害する恐れがあります。
プラークには、「歯肉縁上プラーク」「歯肉縁下プラーク」の2種類に分けられます。
歯肉縁上プラークとは、歯の表面に付着し、蓄積します。
虫歯や歯肉炎を引き起こす恐れがある連鎖球菌・放線菌・グラム陽性桿菌(かんきん)といった菌が生息しやすい状態にあります。
歯肉縁下プラークとは、歯と歯茎の間の深い溝(歯周ポケット)に蓄積します。
歯周病を発生させ、組織を破壊する恐れがある歯周病菌が生息しやすい状態にあります。
人によってプラークがつきやすい、増えやすいという方もいらっしゃいます。
以下の特徴に当てはまれば、プラークがつきやすく、増えやすいため注意しましょう。
プラークがつきやすい、増えやすい人はきちんと歯を磨けておらず、磨き残しをしがちな傾向にあります。
歯をきちんとブラッシングしておかなければ、食べかすが歯と歯茎の間に溜まり、プラークとなってしまいます。
プラークが溜まりやすい場所は以下の通りです。
・歯と歯茎の境目
・歯と歯の間
・奥歯の噛む面
歯並びが悪い人は、特に歯が重なっている部分はブラッシングしにくいため、プラークが残りやすくなってしまいます。
矯正治療を受けている人もプラークができやすい傾向にあります。
特に、歯に矯正装置をつけてワイヤーを通す「ブランケット矯正」は、周りに食べかす・汚れが残りやすいため注意しましょう。
甘いお菓子をよく食べる人も、プラークが発生しやすくなります。
砂糖は口腔内細菌の栄養源となるため、細菌の増殖を促進させてしまいます。
歯にくっつきやすい食べ物もプラークの原因になります。
基本的に唾液の自浄作用により、食べかすや磨き残しがあったとしても除去されますが、キャラメルのような粘着性がある食べ物は歯の表面に付着する傾向にあります。
これにより、プラークが形成されます。
プラークは水で流すだけでは取れませんが、歯ブラシで簡単に落とせる柔らかさです。
プラークが溜まると歯石につながりますので、以下の点に注意して歯のケアをしましょう。
1つ目は、ブラッシングの際に溜まりやすい場所を意識して磨くことです。
プラーク除去の主な方法は、毎日、丁寧にブラッシングをすることです。
奥歯、歯と歯の間、歯と歯茎の境目は、特にプラークが溜まりやすいため、しっかりブラッシングをしましょう。
椅子に座ってテレビを見ながら歯磨きをする方もいらっしゃいますが、歯の位置を確認するために鏡の前で磨くようにしてください。
また、プラークは柔らかく取れやすいので、柔らかいブラシでも十分に除去できます。
硬い歯ブラシでゴシゴシ磨いてしまうと歯茎を傷つけてしまう恐れもあるので、柔らかい歯ブラシを選びましょう。
2つ目は、デンタルフロスを使用する習慣を付けることです。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは磨き切れないので、デンタルフロスを使用すると良いでしょう。
デンタルフロスには、「指巻きタイプ」「取っ手付きタイプ」の2種類があります。
今までデンタルフロスを使用したことがない場合は、自分の手に合ったものから使い始めましょう。
慣れるまでは少し難しく感じる場合もあるため、何度か使用して練習すると良いでしょう。
デンタルフロスに加えて、歯間ブラシ・ワンタフトブラシといった補助清掃器具を併せて使用するのもおすすめです。
3つ目は、定期的に歯科医院で診てもらうことです。
毎日、自宅で丁寧にブラッシングを行っていても、全てのプラークを取り除くことは困難です。
磨きにくいところや見えないところは、歯科医院で診てもらうことが大切です。
定期的なクリーニングを行えば、歯の汚れだけでなく、口全体の汚れも同時にチェックでき、虫歯や歯周病の予防につながります。
また、磨いていない部分を指摘してもらって改善することで、口内を清潔に保てます。
この記事では、プラークがつきやすい・増えやすい人の特徴や自分で除去するコツについて解説しました。
毎日、しっかりと歯磨きをしていればプラークが発生しないとは言いきれず、磨けない場所には、どうしても溜まってしまいます。
高槻市、茨木市、摂津市、交野市、寝屋川市、枚方市周辺でプラークについてお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。