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2023年9月23日
みなさんは歯のホワイトニングをする時に歯科医院に行くでしょうか、それともセルフで行うでしょうか。
仕事や用事で忙しく都合がつきにくい方はセルフホワイトニングを行うかもしれません。
今回は、歯のセルフホワイトニングをするメリットとデメリットを紹介します。
また、セルフホワイトニングの方法とやってはいけないセルフホワイトニングの方法も解説します。
歯のセルフホワイトニングの方法には、メリットとデメリットが存在します。
それぞれ解説します。
メリットを2つご紹介します。
1つ目は、手軽さです。
これは、セルフホワイトニングをする最も大きなメリットと言えるでしょう。
歯科医院でホワイトニングをする時は、繰り返し通院する必要があります。
ですが、中には、仕事や用事で忙しく、頻繁に通院できないという方もいらっしゃると思います。
市販のホワイトニングであれば、自宅でいつでも好きな時間にホワイトニングを行えます。
自分の好きなペースでできるため、継続しやすく、忙しい人にもおすすめです。
2つ目は、費用の安さです。
ホワイトニングは原則として保険が適用されません。
そのため、費用はすべて自己負担になります。
そうなると、なるべく費用を安く抑えて治療をしたいものです。
その点、市販グッズは定期的に購入しても高額な金額にはなりにくいためおすすめです。
続いてデメリットをご紹介します。
1つ目は、効果が出にくいということです。
セルフホワイトニングは手軽に安くできるという反面、効果が出にくいです。
なぜなら、市販品では歯科医院で使用するような強い薬剤を使ったものは販売されていないからです。
さらに、使い方を誤ると、本来の効果を十分に発揮できないということもありえます。
そのため、本来の効果を十分に発揮させて白い歯を手に入れるためには、正しい使い方をすることが大切なのです。
2つ目は、歯茎を傷つける恐れがあるということです。
歯茎を傷つける恐れがあるのは、セルフホワイトニング商品に含まれている研磨剤です。
研磨剤には、歯の汚れを落とす効果が期待されています。
ですが、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうこともあります。
エナメル質が傷ついてしまうと、虫歯や知覚過敏になるリスクが高まります。
歯磨きをする時にあまりきつく磨きすぎると、歯や歯茎を傷つけることになるため注意しましょう。
セルフホワイトニングをする時は、ホワイトニング用の歯磨き粉を使います。
使用方法は、歯磨き粉を使ってブラッシングするように歯磨きをしていきます。
歯磨き以外のホワイトニング方法もあります。
歯のマニキュアをご存じですか。
専用の塗料を歯に塗ることで、歯をきれいに保てるのです。
ブラッシングを終えて、歯がきれいな状態でするのが良いでしょう。
また、水分が残っていないことも大切です。
唇と歯茎の間にコットンなどをかまして、歯に付着している水分を落とすようにしましょう。
少量ずつ塗ることが大切です。
できるだけ安く簡単に済ませたいからといって、ネットの情報だけを鵜吞みにしないようにしましょう。
やってはいけないセルフホワイトニング方法を解説します。
1つ目は、アルミと重曹を使用したホワイトニングです。
重曹は水回りの研磨剤として使用される程、研磨効果が高いです。
先ほども解説した通り、研磨剤は時に、歯の表面のエナメル質を削ってしまいます。
もしエナメル質が削れてしまうと、歯の表面がざらざらになるだけでなく、虫歯や知覚過敏にもなりやすいです。
そのため、アルミと重曹を使用したホワイトニングはあまりおすすめできません。
一度削ってしまった歯はもとに戻らないことに注意しましょう。
2つ目は、果物を使用したホワイトニングです。
レモンの汁やバナナの皮を用いたホワイトニングを耳にしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしながら、レモンの汁やバナナの皮には酸が含まれており、その酸によってエナメルが溶け出してしまう可能性があります。
身近なものでホワイトニングできるという文言は魅力的ですが、容易に信じないようにすることも大切です。
3つ目は、メラミンスポンジを使用した着色除去です。
そもそもメラミンスポンジは茶渋や水回りの汚れを落とすためのもので、人体には使用できません。
もし、歯に付着すると表面に細かい傷がつき、余計に目立ってしまいます。
繰り返し行うと、知覚過敏や虫歯になるリスクもあるため、使用しないことをおすすめします。
今回はセルフホワイトニングについてご紹介しました。
セルフホワイトニングは安くて簡単にできるというメリットがある一方で、歯科医院で行うほどの効果を得られなかったり、歯茎を傷つけるリスクが生じたりというデメリットもあります。
容易にしたいという思いから、ネットで紹介されている方法を試すこともあると思います。
ですが、全てが正しい情報というわけではなく、中には歯を傷つけてしまうものもあるということを覚えておきましょう。