歯ぎしりの原因とは?歯ぎしりの種類から対策までを解説します!

2022年1月12日

「歯ぎしりについて関心があるが、知識が無くて困っている。」
「歯ぎしりを治したいので、歯ぎしりを起こしてしまう原因と対策について知りたい。」
このような悩みを持たれている方は多いでしょう。

歯ぎしりは、自分にとっても、周囲の仲間や友人に対してもストレスを与える原因となるため、いち早く改善することが大切です。
今回は日常生活で歯ぎしりにお悩みの皆様に向けて、歯ぎしりの種類とその原因、並びに対策方法についてご紹介します。
是非、今回の記事を参考にして、お客様のお悩み解決に役立ててください。

□歯ぎしりの原因について解説します!

歯ぎしりの原因は明確化されている訳ではありませんが、大きく3つの要素により、歯ぎしりが起きると言われています。

1つ目は、ストレスです。
最も多い原因としてストレスが挙げられます。
人間は、就寝中、無意識の内に不安感を解消するために歯を食いしばります。
「ストレス解消に繋がるのなら良いのではないか。」と思われる方がいるかもしれませんが、過度に歯を食いしばると歯がダメージを負ってしまうため、改善しなければなりません。

2つ目は、飲酒や喫煙です。
ストレスと違って、飲酒や喫煙と歯ぎしりの間に因果関係があると明らかにされている訳ではありませんが、説として挙がる場合があります。
飲酒や喫煙により、アルコールやニコチンを体内に入れると、歯ぎしりの症状を酷くさせる可能性があると言われているため注意しましょう。

3つ目は、噛み合わせです。
噛み合わせが悪いと、歯ぎしりが起こる可能性が高いです。
歯と歯を噛み合わせた際、特定の歯同士の接触が強かったり、被せ物や詰め物が高いためにぶつかったりすると歯ぎしりが起こる場合があります。

□歯ぎしりの種類について紹介します!

大きく分けて3種類の歯ぎしりを紹介します。

1つ目は、グラインディングです。
グラインディングは最もメジャーな種類で、音を立てて歯をすり合わせる歯ぎしりです。

歯ぎしりを起こした際、歯に与えるダメージが非常に大きいため、歯が大きく削れて、平べったい状態になってしまいます。
起きている時よりも、寝ている間に生じることが多いです。
音を出さずに歯ぎしりが起きる方も一定数いる場合があります。

2つ目は、クレンチングです。
歯を噛みこむことを指すため、1つ目に紹介したグラインディングと違い、歯と歯を横に擦り合わせるような動きをしません。
グラインディングは多少音を出す方がいますが、クレンチングは音が出ないので、自覚できない点がポイントです。
歯と歯を噛みこむと頬に力が入るので、この状態にある方は、頬が膨らんで見える場合があります。

3つ目は、タッピングです。
上の歯と下の歯を噛み合わせるタイプの歯ぎしりをタッピングと言います。
名前の通り、物をタップした時に生じるような音がでることが特徴的です。
上の2種類と比べると、メジャーな種類ではありません。

歯ぎしりは、上記の3種類以外にも、目が覚めている時に起こるものと、寝ている時に起きるものの2種類にも分けられます。
前者は自覚症状があり、癖になっている場合が多いですが、後者は完全に無意識に起きています。

□歯ぎしりの対策について解説します!

大きく3つの対策方法を紹介します。

1つ目はナイトガードを使用する方法です。
これは、寝る前にマウスピースを装着し、眠っている間に歯と歯の接触が起きないようにする方法です。
歯が直接触れない仕組みになっているため、歯ぎしりが起きても、歯の欠損や摩耗を抑えられます。

マウスピースの形状を変えると、歯ぎしりを起こす回数も減らせます。
ナイトガードには保険が適用されるため、治療費を抑えられる点も大きなメリットです。
なるべく予算を抑えて治療を行いたい方にとって、非常におすすめの方法です。

2つ目は、噛み合わせを調整することです。
虫歯の有無や年齢、歯周病によって噛み合わせは変動します。
従って、以前は歯ぎしりが起こっていなかった方でも、実は歯ぎしりが起こっているという場合もあります。
歯のかみ合わせを歯医者さんで調整してもらうことで、症状が治る場合があるので、気になる方はこの機会に診てもらいましょう。

3つ目は、睡眠環境を変えることです。
質の良い睡眠が取れると、症状が良くなる場合があります。
うつ伏せ状態や、横向きの姿勢で長時間寝ることは体によくありません。
枕の位置を調整しながら、姿勢に気をつけて寝るようにしてください。

□まとめ

ここまで、歯ぎしりについて関心がある方に向けて、歯ぎしりの種類とその原因、並びに対策方法についてご紹介してきました。
お客様のご理解は深まったでしょうか。

歯ぎしりは無意識の内に、癖になっていることが多いため、治すのがかなり厄介です。
躍起にならず、長期的な計画で治療に取り掛かりましょう。
まずは、身近な睡眠時の姿勢を改善したり、ストレスの掛からない生活を意識したりすることを心掛けて生活しましょう。

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