虫歯や歯周病にならないために!歯の磨き方の方法について解説します!

2023年1月23日

人と話している時や笑顔の時など歯の綺麗さはその人の印象に大きく影響しますよね。
そんな大切な歯が虫歯や歯周病になり、痛い思いをしたくないと感じる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、虫歯や歯周病にならないよう普段から対策するために、歯磨き道具や正しい歯の磨き方についてご紹介します。

□歯垢を残さないために揃えておきたい歯磨き道具とは?

1つ目は、歯ブラシです。
毛先の部分が山切り型やドーム型の歯ブラシなど、さまざまな種類があり迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
磨きやすさを重視する場合は、毛先の平らな歯ブラシを選びましょう。
硬さは普通から少し硬め程度がおすすめですが、歯茎の腫れや出血がみられる場合は柔らかめの歯ブラシにしましょう。

材質では、PBT(ポリブチレンテレフタレート)がおすすめです。
広がりにくく水はけが良いことから、動物毛やナイロンに比べて耐久性が高い傾向があります。
グリップの握りやすさやヘッドの大きさを考慮し、1番自分に合う歯ブラシを選びましょう。

2つ目は、デンタルフロスです。
フロスは歯ブラシでは届かない歯間の歯垢を綺麗にできます。
さまざまな種類があり、糸巻きタイプ、ホルダー付きフロス、フロススレッダー、フロスホルダー、スーパーフロスが主要なフロスのタイプです。

糸巻きタイプは、糸を指に巻き付けて使う一般的なフロスで、中でもワックス加工のものが使いやすいです。
ホルダー付きフロスは、ホルダーにフロスがセットされているため持ちやすく、使いやすいフロスです。
フロススレッダーは、歯のワイヤーが気になりフロスが使いにくい歯列矯正をしている方におすすめです。

3つ目は、歯間ブラシです。
歯間ブラシは、デンタルフロスと同様に歯と歯の間の歯垢を綺麗にするための道具です。

しかし、デンタルフロスに比べて細かい部分を綺麗にするのは難しいため、用途に合わせて購入しましょう。

4つ目は、ワンタフトブラシです。
このブラシは毛束が一つになっているため、歯ブラシに比べて細かい部分をピンポイントに磨ける特徴があります。

ワンタフトブラシは、主に、先端が長くフラットなものと円錐状のものの2種類あります。
長く平らな先端のブラシは、歯茎と歯の間の歯垢が気になる方におすすめです。
また、先端が円錐型のものは、歯の裏側や溝をしっかり磨きやすいブラシです。

5つ目は、歯磨剤です。
歯磨剤を歯ブラシと一緒に使うことで洗浄効果があがります。
配合されている成分によりさまざまな効果があり、フッ化物が含まれるものは歯の質を高めてくれます。
また、歯茎の炎症が気になる方は抗炎症剤、歯垢が気になる方は、酵素や殺菌剤が含まれている歯磨剤を使用すると効率的に歯を磨けます。

歯磨きの基本的な道具は歯ブラシですが、それだけでは歯垢を綺麗にできません。
効率的に歯を磨くために、歯ブラシだけでなく補助用具を使うようにしましょう。

□正しい歯の磨き方とは?

歯を磨く前に磨く場所の順番を決めて、磨き忘れがないようにしましょう。
加えて、歯ブラシの使い方にも注意が必要です。
歯ブラシの毛先が広がらない程度の150〜200グラムほどの力加減で、約5〜10ミリを目安に小刻みに歯ブラシを動かして歯を1本、または2本ずつ磨くようにしましょう。
毛先を歯面や歯間にあてることを意識して磨くことも大切です。

そして、歯を磨く際は、歯垢のつきやすいところを意識して磨くようにしましょう。
特に噛み合わせる部分や歯間、歯と歯茎の間は歯垢がつきやすい傾向があります。
噛み合わせる部分は歯ブラシを奥から前に動かすことを意識しましょう。

また、前歯の裏側も歯がカーブしているため磨き残しが多い部分です。
歯ブラシを縦にしてつま先やかかとを上手く使い磨来ましょう。
先ほど述べたデンタルフロスや歯間ブラシなどを効果的に併用することが大切です。

他にもさまざまな歯垢が残りやすい部分や歯の磨き方がありますので、歯科医院に磨き方を相談することをおすすめします。

□歯磨きのポイントと注意事項とは?

食事の後、歯の表面は細菌が糖分を代謝して酸を作ることで酸性状態になります。
その後、唾液の働きにより中性状態に戻りますが、酸性状態が長く続くと虫歯の原因になります。
虫歯を防ぐために何かを食べたらすぐに歯を磨く習慣をつけることが大切です。

特に、寝る前の歯磨きはとても重要です。
口内の汚れを綺麗にしてくれる唾液の分泌が減ってしまう傾向があるため、就寝中は細菌が繁殖しやすい傾向があります。
そのため、就寝前は特に丁寧に歯を磨くようにしましょう。

□まとめ

以上、虫歯や歯周病を未然に防ぐために大切な歯磨き道具や歯の磨き方をご紹介しました。
歯科医に磨き方を相談し、歯垢が残りやすい部分を理解した上でさまざまな道具を効果的に使って歯を磨きましょう。
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