入れ歯が合わないときはどうする?原因と対処法を解説!

2023年10月16日

「完成した入れ歯が合わなかった」そんなお悩みをお持ちになったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「オーダーメイドで自分の歯に合っているから、合わなくなるはずはない」そう思っていても、ズレは生じてしまうものなのです。
また、入れ歯の痛みは放って置くと、口元だけでなく体全身に痛みが生じることもあり、生活の大きな負担になってしまいます。
そこで今回は、入れ歯についてのトラブルや、その原因と対処法についてご紹介します。
入れ歯についてお悩みのある方、この記事の内容が少しでもお役に立てば幸いです。

□入れ歯が合わない主な原因

オーダーメイドで作った入れ歯であっても、これから紹介する3つの要因によっては合わないこともあります。

*骨の変化

入れ歯の土台となるのは、顎ですが、これは日々の骨呼吸と骨形成によって日々変化します。
古い骨が壊される骨呼吸と新しい骨が作られる新陳代謝の骨形成ですが、高齢者はこの新陳代謝が成人よりも衰えてきます。
つまり、骨が痩せてしまい、入れ歯を支える顎の骨は小さくなってしまうのです。
その結果、入れ歯と口腔粘膜の間に隙間が生まれて、入れ歯が合わなくなってしまいます。

*入れ歯の摩耗

これは、長く使っている方に多いことですが、噛む動作によって歯自体がすり減り、かみ合わせが悪くなります。
これが原因で入れ歯が合わなくなってしまうのです。

*入れ歯の汚れ

入れ歯も自分の歯と同様に食べかすや歯垢が付着します。
中でも、カンジタを代表とした菌類は入れ歯の床をつくっている所に入ると、変質を起こしてしまいます。
さらに、唾液中のカルシウムが沈着して塊に変化し、入れ歯の床の面に溜まると形が変わり、入れ歯が合わない原因になるのです。

□入れ歯が痛いのを放置するとどうなるのか

入れ歯が合わないときに、起こる症状として痛み、入れ歯が外れやすい以外にも吐き気や喋りにくさ、口元のしわなどが挙げられます。
また、自分の顎に合わない入れ歯やすり減った入れ歯を使い続けることで、歯や歯茎を傷つけてしまったり、噛み合わせが悪くなることにより、顎の不調が慢性化したりします。
さらに、口元の不快感だけでなく、頭痛や肩こり、気分の落ち込み、全身の倦怠感などが現れることもあります。

当院では、このような緊急時の対応も素早く行っております。
急に、歯や歯茎が痛み出してしまった場合や、入れ歯が合わなかった場合、食事がとりにくい場合などはお電話一本で最短即日お伺いします。
万が一、当日訪問できない場合でも当日に日程調節を行い、最短で対応できる日をご案内しております。

□入れ歯が合わないときの対処法

入れ歯が合わないときの対処法として挙げられる方法は主に3つあります。
1と2はセルフで行える事なので違和感を感じたらすぐに実践してみてください。

1.入れ歯を清潔にする

入れ歯が合わない原因で多いのは、「入れ歯の汚れ」です。
この場合は、入れ歯専用のブラシや、洗浄剤を使って徹底的に掃除しましょう。
しかし、強く力を入れてゴシゴシと磨きすぎると、表面に傷がついてしまい破損につながる可能性があるため、優しく、入れ歯をなでるように汚れを落とすことが大切です。

2.入れ歯安定剤を使用する

入れ歯の掃除をしたら、次にすることは入れ歯安定剤の使用です。
安定剤の中でも大きく分けて3種類あり、それぞれメリットとデメリットがあるので理解してから使い分けましょう。
1つ目は、テープタイプです。
メリットとしては取り扱いのシンプルさですが、デメリットとして頻繁に交換しなければならないことが挙げられます。
2つ目は、粉末タイプで濡らした入れ歯に粉末の接着剤を振りかけて使用します。
長時間の使用には向いていませんが、厚みがなく、吸着力も強いため、取れる心配や違和感がありません。
3つ目は、クリームタイプです。
入れ歯の粘着面にクリームを塗って使用するため使いやすく、長時間の使用も吸着力も優れています。

3.歯科医院に行き、医師の診察を受ける

これまで紹介した二つの方法は、対症療法であり根本的な解決にはつながりません。
もちろん一番良い方法は、入れ歯を作ってもらった医師に診てもらうことなので、入れ歯の専門家である医師に相談しましょう。
調整や修理で改善される場合もあれば、新しい入れ歯を作ることも考えられます。

当院では入れ歯の修理や調整のみの対応、入れ歯の新規作成も行っております。
訪問専門歯科ですが、交通費や駐車場代は一切いただいておりませんので、お気軽にご相談ください。

□まとめ

今回は、入れ歯のトラブルや、その原因と対処法についてご紹介しました。
「こんなことが原因で合わなくなることがあるのか」と驚いた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
入れ歯が合わなくなってしまう原因をあらかじめ知っておくことで防げる場合もあるため、ぜひこの記事を読んで事前に対策してみてください。

当院では、持ち運び可能な治療器具やレントゲン装置、ポータブルユニットなどを使って患者様の家や施設で治療を行います。
歯医者に通わなくても外来治療と同レベルの診察が可能です。
歯に少しでも違和感を感じる方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。

Instagram