歯の黄ばみの原因は知っていますか?対策方法と予防策を解説します!

2022年1月26日

「歯の黄ばみがバレるのが怖くて、人前でちゃんと笑えない」
「歯の黄ばみの対策や予防を知りたい」
このようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。

歯の黄ばみについて悩まれている方は多くいらっしゃいます。
そこで今回は、歯が黄ばむ原因をご紹介します。
また、対策と予防についてもご説明します。

□歯が黄ばむ原因は?

黄ばみにもいろいろ原因があります。
これから原因を5つご紹介します。

1つ目は、食べ物や飲み物、たばこです。
歯が黄ばんでしまう原因の1つに、普段から口にしている食品やたばこなどがあります。
食品やたばこの色素が歯の表面の膜に蓄積することで歯が黄ばみます。
歯に付着した汚れは、「ステイン」や「着色汚れ」と呼ばれています。

特に、着色汚れを起こしやすい代表的な食べ物は下記の通りです。
・コーヒー
・赤ワイン
・カレー
・ケチャップ

2つ目は、歯の磨き残しです。
歯磨きを怠ってしまうと、歯に食べかすが付着し、食べかすから「歯垢」や「プラーク」が繁殖してしまいます。
歯垢やプラークは、黄ばみの原因となります。

また、むし歯や歯周病の原因にもなるため注意が必要です。
最悪の場合、「脱灰」といった歯の表面が溶ける現象が進行してしまいます。

3つ目は、加齢です。
歳を重ねると、歯の深部にある黄色い「象牙質」と呼ばれる部分が厚くなるため、自然と歯が黄ばみます。
また、これまで口に入れてきた食品や嗜好品の色素も、生きている時間が長い分だけ蓄積しています。

4つ目は、薬やケガの影響です。
テトラサイクリンという抗生物質によって、歯の黄ばみが引き起こされることが知られています。

5つ目は、生まれつきです。
肌の色と同じで、歯の色にも生まれつきの個人差があります。
そのため、生まれつき歯が少し黄色っぽい方もいらっしゃいます。
特に日本人は、健康な状態の歯の色でもクリーム色に近いです。

□歯の黄ばみの対策について

歯の黄ばみを落とす主な対策は、毎日の歯磨きです。
また、歯磨きで落としきれない着色汚れは、歯科医院へ受診しましょう。
定期的な受診によって虫歯や歯周病も予防できます。

*セルフケアで良い場合と医療機関への受診がおすすめの場合

日常の着色汚れは、基本的に毎日の歯磨きで落とせます。
外出先等で歯磨きができないときは、口をゆすぐと良いです。
歯磨きで落としきれない場合は、歯科医院で専門の道具を使って、歯のクリーニングをします。

*正しい歯磨きの仕方を身につける

先ほど、日常の着色汚れは毎日の歯磨きで落とせると言いました。
しかし、黄ばみをきちんと落とすためには、正しい歯磨きの仕方を把握しておく必要があります。
正しい歯磨きの知識やコツを簡単にご説明しますね。

・歯ブラシの硬さは普通かやわらかめがおすすめ
硬い歯ブラシですと、歯や歯茎が傷ついてしまう可能性があるので、普通かやわらかめを選びましょう。

・歯ブラシのヘッドは小さめがおすすめ
歯ブラシのヘッドは、小さい方が奥の歯までよく届きます。

・歯ブラシは1カ月で交換する
毛先が広がってしまうときれいに磨けません。
したがって、歯ブラシは1カ月を目安に交換しましょう。

・歯と歯の間、歯と歯茎の境目、噛み合わせの溝の部分を意識して磨く
汚れを落とすことを意識して磨くことがとても大切です。
歯の表面は、歯ブラシを歯に対し直角にあてて、1本ずつ丁寧に磨きましょう。
また、特に、歯と歯の間や歯と歯茎の境目、噛み合わせの溝の部分は、磨き残しが多いため意識してくださいね。

*歯磨き粉の選び方

歯磨き粉の選び方も重要です。
歯磨き粉には、清掃剤や発泡剤などの基本成分のみ含まれているものと、薬用成分が配合された医薬部外品があります。
歯の黄ばみを落としたい場合は、ポリビニルピロリドンやポリエチレングリコール(マクロゴール)が配合された薬用歯磨き粉がおすすめです。
また、フッ素には歯の再石灰化を促進するはたらきがあるため、フッ素配合の歯磨き粉も歯の健康に有効です。

□歯の黄ばみを予防するためには?

黄ばみの予防策を3つご紹介します。

1つ目は、飲食後は早めに歯磨きすることです。
ステインを歯に付着させないことが黄ばみ予防になります。
磨く際は、歯の表面を傷つけないように、研磨剤が入っていない歯磨き粉を選び、やさしい力で磨いてください。

2つ目は、歯磨きが厳しいときはうがいだけすることです。
仕事中や外出先では、なかなか歯磨きできないですよね。
このような状況の際は、うがいだけでもかまいません。
飲食後にうがいをすることで、口内にある色素を洗い流して歯の黄ばみを予防できます。

3つ目は、ガムを噛むことです。
ガムを噛めば、唾液の分泌を促進されます。
唾液には、口の中の汚れや雑菌を洗い流す働きがあるため、こまめにガムを噛む習慣をつけておくと良いですね。

□まとめ

以上、歯の黄ばみについて原因と対策、予防を解説しました。
本稿が歯の黄ばみのお悩み解決に少しでもお役に立てれば幸いです。
当院は、お体の不自由な患者様に訪問歯科を提供しています。
高槻市、茨木市、枚方市周辺で訪問歯科のご依頼をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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